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2005年 11月 14日
日本では昔っから、土用にウナギ、冬至にカボチャを食すると、病気に
ならない、てなことを申しますナ。(なぜか落語調) ここドイツでは、St.Martinの日(11月11日)にガチョウを食べる習慣がある。 厳しい冬に備えてちょっと脂っこいものを食べて、これから6週間にわたる アドベント(クリスマスを待ち望み、身を謹んで待つ待降節)の日々を健康に 過ごそうというのが本来の意味らしいが・・・。 昨年のちょうど今頃、ガチョウを食べる会にお呼ばれした。 今年も、Ladenburgという小さな中世の町のレストランに総勢15人が、 集り、3羽のガチョウのローストを囲んだ。詰め物は、たっぷりの栗とひき肉。 Pfalz地方のおいしいワインとおしゃべりで夜が更ける。 私がこの町に到着したのは、5時ごろ、秋の日は瞬く間に暮れて、町の中心の 広場に、ポッカリと月が出ていた。この時間には、店は閉まっているが、 そろそろショーウインドーにはクリスマスの飾り付けがなされていて、 近隣から集った人々が三々五々そぞろ歩きを楽しんでいる。ドイツ人は一般に あまり外食はしない。外食をするとなると、家族の誕生日とか、記念日などの 特別な日であることが多い。 そういう時には、デザートまでフルコースでいただくし、少々張り込む覚悟で 来ている。今日は、食べるぞ、今日は、散財するぞ、と思って気合が入って いるので、なかなか豪快な飲みっぷり、食べっぷりだ。 数時間はたっぷりかける。 家庭で大きなガチョウのローストをするのは大変だから、みなウキウキして 待つ。オーブンから焼きたてのローストがテーブルに運ばれてくる。 tamayamの好みから言うと、肉に芥子醤油をちょこっとつけるか、大根おろし をたっぷり添えたらおいしいだろうなあ、と思えるのだが・・・。 付け合せは、クヌーデルというドイツ式スイトンと赤キャベツの酢漬けを 煮たもの。昨年は、これが苦手だったが、今年は郷土風の味付けがなか なかと思えるようになった。 十時過ぎに散会、私はホテルに戻る。日本で言うと、ガチョウを食べに、 東京から静岡県あたりまで遠出したことになる。 Ladenburgは、日本の観光ガイドに載っていない魅力的な田舎町 のひとつ。高級車をつくったベンツさんの生家とローマ時代の遺跡 が教会敷地内に残っている。 あとは、中世とほどんど変わらないような素朴な生活をしている人たちが 住んでいる近郊のベッドタウン。
by tamayam
| 2005-11-14 07:03
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