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2006年 01月 16日
日本に住んでいらっしゃる方には、もう見るのも飽き飽きしたおせち料理
の定番、お煮しめが食べたい、というリクエストが私のところに来た。 15日、ある方の送別のため、ドイツ人を含め16名が集るという持ち寄りパーティ が個人のお宅で催される。 リクエストとあらば、承りましょうと、私は土曜日に買い出しに出かける。 アジア食品店で、干しシイタケ、Taroと書いてあるサトイモを買った。 冷凍ものながらレンコンと破竹のような細いタケノコも見つけた。これらを一品ずつ だしで煮て、後は彩りとして、楓型に型抜きしたニンジンとサヤエンドウを 散らそうと考えて、野菜を炊き始めた。 そのとき、ふと、ひらめいた。あのギンナンも散らしてみようか・・・。 集めに集めたり、何百ものギンナンの実を一つ一つ、ナット・クラッカー(くるみ割りの 道具)を使って、殻から出す。 職場の近くにギンナンがたわわになっていた10月末の様子は、ここ。 外皮から取り出しても、さらに薄皮をはがす作業が待っている。苦労の末に、 つややかな浅黄色や黄金色のギンナンが薄皮の下から顔を出す。 まるで宝石のようなつややかな輝き! このような形にするまでの手間と暇は気の遠くなるほどだが、なんともいえない滋味。 実は、数百個ものギンナンを殻から出すだけで、2時間以上かかってしまった。 DVDの映画が1本ゆうに見られた。 若い人も、ドイツ人も、めずらしいギンナンを、へ~え、あの木になっていた丸い、臭い 実がこんな料理に使われるのかと面白がってくれた。 中年の人は、初物のギンナンをドイツで食べられるとは思わなかった、と喜んでくれた。 天然のものを収穫して、それを皆で味わって食する喜びは、苦労を補ってあまりある。 写真は、土鍋にざっくりと盛ったケルンのお煮しめ。
by Tamayam
| 2006-01-16 07:30
| 日々のできごと
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