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2006年 09月 09日
私が小学生のころ、うちの玄関のところにイチジクの木があった。
葉っぱをちぎると、白い汁がでて、少しネバネバしていた。子供が 登っても折れないしなやかな枝を張り、実がたくさんなった。 ドイツで最近スーパーで見かけるイチジクは、濃い紫色で、ギリシャや トルコ方面からの輸入品だ。比較的高価な果物で、生ハムなどと 一緒に前菜にして供されたのを見たことがある。薄甘く、ねっとりと していて、上品な味だ。 無花果と書くが、中の粒々が花なのだと聞いた。 アダムとイヴがイチジクの葉で前を覆っているのは、よく知られていること。 聖書の中にも、ブドウ、イチジクの木の下で人々が憩ったと書いてある。 パレスチナ地方の乾いた大地ではありふれた木なのだろうか。 私が子どものころ夏には、どこの家にもアサガオの花が咲いていた。 鉢植えだったり、竹ざおを伝って、窓を覆いつくすほど伸びる路地植えの アサガオ。押し花にしたり、花をもんで、色水を作ったりして遊んだ。 スイスでみたこのアサガオは、葉の切れ込みが無い種類のようだが、雑草の ように繁茂して、涼やかな陰をつくっている。 西洋では、日本のように行灯(あんどん)仕立てにしたり、手をかけて育てる ということをしないで、野放図に伸びるに任せて育てられている。 雑草扱い。 TVで、総裁選の三人の候補の演説を聞いた。少子化対策や子育て環境を整備する ということを三人とも述べていた。今さら何を、とも思うが、子どもの声が 路地裏から消え、子どもがだいじに、だいじに鉢植えの稀少種のように育てられる のを、なんだか痛ましい情景のように見る。 子どもも、お母さんも、周りを気にしすぎないでね。 ときが来れば、花がさき、実がなりますよ。
by tamayam
| 2006-09-09 17:23
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