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2006年 09月 27日
ケルンで個人的に関わっているある団体で、赴任して半年たらずの若いカップルが
急遽帰国することになった。ご主人のほうは仕事に邁進しようと意気込んでいたと 思われるのだが、奥様のほうがここの環境にどうしても合わず、いろいろな話し合いの末、 帰国という道を選んだ。 責任のある立場の人だったから、彼らの受け入れに一生懸命心をくだいて準備してきた 関係者は、また振り出しに戻らざるを得ず、疲労感だけが残った。 じつは、こういうケースは、私の知るかぎりこれが初めてではなく、2,3のケース を知っている。帰国して問題が氷解したのかどうか、その後のことはよくわからない。 私が思うに、場所を変えたからといって、急にものごとが良い方向に展開したとも 思えない。 一般的に見れば、ご主人の仕事の赴任に伴って、海外で暮らすということは、主婦に とって、大変ではあるが、新しい可能性にチャレンジするよい機会になると思われるの だが。人がうらやましく思うような、素晴らしい経験だとも言えるのではないか。 ・・・実際に住んでみれば、言葉の問題もあるし、日本のように何もかも便利な社会とは 言えず、心地よいと感じられる生活を築くためには、しばらくは努力が必要かも しれない・・・・。それは、誰でも経験する外国生活のわずらわしさだ。 そういう環境の変化に適応しづらい人がさいきん増えてきたのかもしれない。 皇室の方がかかっている環境不適応症候群のような複雑な病気が増えてきたのでは ないかという印象がある。 昔だったら、配偶者が不適応だったら、その人だけが一時帰国して様子を見て、本人 のほうは居残ってひとまず仕事のほうを優先するだろうと思われるのだが・・・・。 このごろは、あっさり辞表を書いてしまう。それでも食べていけるのだろうか。 せっかく努力の末に手に入れたであろうキャリヤを簡単に捨ててしまう。 これが、以前とは違う点だ。仕事より、家庭生活が優先される社会に移行しているの だろう。無収入でもいっときなら何とかなるのか。(ウチじゃぁ、何ともならないなぁ。) 若い人の 家庭志向や、 いさぎよさを まぶしく思うと 同時に、 もったいない 気がして ならない。 なんとか、 そういう困難 な状態の ときに、 苦しさを吸収 してくれる クッションの ような人物 が周りに いなかった のだろうか。 いっとき我慢して苦境を耐えていくうちに、うまく歯車がかみ合うことはなかったのだろうか。 あとから思い出せば、あの時は辛かったねぇと笑える日がきっと来るのに・・・。 転身の速さがこのごろの美徳なのだろうか。 私も、かつて専業主婦だったことがあり、海外で子育てをしてきた。そのとき、何もかも 薔薇色ではなかったが、何しろ若かったから、今では考えられないことだが、 困難をものともせず、何ごとも深刻に考える暇なく、時を過ごしていた。 子どもをそだてたり、主婦の仕事は、次々にやることが押し寄せてきて、考えたり 留まったりすることを許さない世界だった。 それが結果的にはよかったのだろうと思う。 ぶつくさ文句を言いながらも、時が解決してくれたように思う。 ある種の無謀さ ま、何とかなるだろう、というような 図太さが人生には必要なこともあると思うよ。 先回ご紹介したクジャクチョウ(Pfauenauge)は、ドイツでもめずらしい種類らしく 自然保護週間の記念切手になっていた。亜種は日本にもいてGeisha(芸者)という名だ そうだ。・・・人生には知らないことがたくさんあって、そういうことを知っただけでうれしい。 追記:23日のお彼岸の日、乗鞍岳で同じクジャクチョウを見たpapageno620さんから TBを戴きました。こういう偶然は、まったく愉快。TBの項からぜひごらんください。
by tamayaM
| 2006-09-27 03:34
| 日々のできごと
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