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2006年 10月 03日
そのころは、シーボルトハウスはまだなかった。 シーボルトのコレクションは、哺乳類、魚類、植物、地図・地誌、根付などの 工芸品や民具など広範囲にわたっている。また、彼の偉いところは、詳細な記述を、 『日本』、『日本植物誌』に、(基本的にはドイツ語で)記録したことだ。 私がとりわけ興味がある植物は、ちょっと先のライデン大学付属植物園で、手厚く 保護されこの地に根付いているのを見ることができる。 シーボルトが日本から戻ったのが、1830年だから、今から164年前の日本の 植物の子孫が見られるというわけだ。 お滝さんという奥さんの名をつけたオタクサ(アジサイ)は庭園の中央にあるシーボルト の胸像の後ろに植わっていた。その辺りには、日本でよく見かけるカエデ、ススキ、 バイモなどが、水辺には、イチョウ、トチ、ブナなどの大木が豊かな陰をつくっていた。 薬用植物の畑の奥のほうへ歩いていくと、園丁の住宅であろうか、西洋ふうのつる性の アジサイが壁面を覆っている家がある。丸い窓もアジサイに埋もれていた。 日本では、アジサイといえば、梅雨時の代表的な花。 ここでは、花がいつまでも枯れず、ドライフラワーのように枝についたまま変色している。 その枯れた色合いも、なかなか秋らしい風情があるものだ。 Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
by tamayam
| 2006-10-03 23:43
| たび
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