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2006年 03月 08日
7 Maerz 06
14世紀から続いているバーセル(Basel)のFastnacht(カーニヴァル)がおもしろい と聞いていたものだから、行ってみることにした。後から知ったことだが、 この週末には60年ぶりの豪雪がドイツ南部からスイスを襲っていて、交通は大混乱 だったそうだ。 Baselはフランス、ドイツとの国境のすぐそば、ライン川上流に位置するスイスの 町だ。ドイツ語圏であるが、EUに属していないため通貨はスイス・フラン。 ケルンからは列車で4時間。南下するほどに雪が深くなり、バーゼルの町に降り 立ったら、銀世界であった。 一番のハイライトであるパレードは、月曜の明け方4時に始まる。 凍てつく暗闇の道を中心街のほうへ目指して歩くと、向こうから♪♪ピーピー、 ドンドン~♪♪ と、かすかな音色がしてくる。 音だけを頼りにそちらの方角に歩いて行くと、大きな灯籠のようなもの、 東北地方のナマハゲを思わせる山車のようなもの、 おどろおどろしい形相の面を被った人影が視界に入ってきた。 頭に灯籠のようなものをつけているため、頭の動きに伴ってゆらゆらと動く。 蛍光灯やネオンの灯かりとは無縁の、昔懐かしい黄みがかった灯かりが 広場に集っていた。♪♪ピーヒャララ~♪♪という笛の音と、太鼓の♪♪ドンドン という音だけが響き、人が集っているのに関わらず、静かな雰囲気が漂っている。 みな、息をつめて中世の音色を聞き入っている。早朝の暗闇に、コンサートの 開幕を待つひとときのような興奮と熱気が伝わってくる。 山車に描かれた絵は、決して心地のよい絵ではなくて、何かこの世の不条理を 訴えるような、嘆くような風刺画であった。鳥インフルエンザへの恐怖、 少子化高齢化の社会、中国の台頭に対する不気味さ、イスラム社会とのコミュニ ケーション、セックスや享楽の氾濫、自己中心的になって対話をあきらめた人々の群・・・ 言語がよく理解できぬために、深い思想を読むことができなかったが、この世の 言い知れぬ不安感がよく表現されていた。ケルンの山車で扱われている風刺は、 政治家の言動を揶揄したりするものが多いが、ここの主張は、そういうものよりも、 もっと深い、人間ならみな持っている死への恐怖、いい知れぬ不安感や焦燥感を切々と 訴えるような趣向なのであった。 どの人も頭からすっぽり異形の面をつけているため、男女の区別も、個人の顔も わからない。動物に扮していたり、聖職者、中世の騎士、悪魔・・・などなど。 シャーロック・ホームズさんにもお目にかかった。 #
by tamayaM
| 2006-03-08 12:43
| たび
2006年 03月 02日
ドイツ人の表情は、一般的にごつく、堅い。 あまりにこやかとは言いがたい。でも、顔に似合わず、内気で、はにかみ屋さん。 独特のユーモアがあって、心の温かい人たちである。たまに、どうしようもなく、 融通の利かない頭のコチコチな人もいることはいるが・・・それは、どこの 世界でもおんなじこと。 カーニヴァルのパレードでなるべくいい表情の人を撮ろうとカメラで狙ってみた。 いい表情を2枚お届けしよう。こういう表情を見ると、ドイツ生活も、これはこれで、 悪くないなあと思う。 #
by tamayaM
| 2006-03-02 15:57
| 日々のできごと
2006年 02月 28日
2月27日〈月〉は、Rosen Montag (薔薇の月曜日)。
カーニヴァルの一番のハイライト。ケルンっ子はこの日のために生きている、 と言っても過言ではない。もちろん、学校、仕事、商店はすべて、休み。 薔薇の月曜日については、ShampooさんのBlogにくわしい。 朝から雪。tamayamも一応、仮装して下町に出かける。 パレードの出発点あたりに立つこと4時間。 たくさんの笑顔を撮った。 子どもも、若者も、 壮年も、老年も仮装して、顔にペイントして、 雨が降ろうと、ヤリが降ろうと、凍てつく寒さもものともせず、 この日のとっておきの笑顔を見せてくれた。 ♪♪ VIVA COLOGNIA! #
by tamayaM
| 2006-02-28 08:19
| 特別なできごと
2006年 02月 26日
ホオズキ(漢字で書くと鬼灯、酸漿)・・・日本では夏の風物詩だが、
原色の乏しい真冬の西洋でも、時おり見かける。 こちらでは、スーパーの野菜売り場の一隅でちょっとエキゾティックな果物と して売られている。 ケーキなどの上に乗っていることもあるし、カナッペなどの皿に添えられて 登場することもある。正確には、食用ホオズキ・トマト。 甘味があり、まずくはないらしいのだ。 トマトの一種と思えば食べられるはずだ。 私は子どものころ、ホオズキの実の種を取りだして、風船のように膨らませて、 遊んだことがある。そのとき味わった酸っぱいような、苦いような特殊な 味の記憶がわざわいして、いままで食したことはないけれど・・・。 写真は、こちらのBlogで見られる。VEGE-STYLE さて、なぜ唐突にホオズキの話をするかというと、ほれ、あの金メダルをとった 荒川静香さんである。あの方のお顔は、どこから見ても東洋人。 きりっと引き締まったお顔つき、へらへら笑ったり、照れたりしないでツンとした横顔 の美しい人だ。 まるで白磁で作った人形のよう。 写真は、秋ごろ花屋で見かけたろうそく飾りのアレンジメント。 ホオズキ、月桂樹の葉と石の仏頭が東洋の雰囲気を漂わせている。 西洋人が感じる東洋のイメージは、朱色のホオズキ、ちょうちん、仏陀・・・ 一重まぶたの色白の美女・・・というようなものに集約されるのだろうか。 その美女は、婉然と微笑みながら、氷の上で東洋人の実力も見せてくれたのだ。 日本でも食用ホオズキ・トマトが作られているようだ。 秋田県上小阿仁村の特産物だそうだ。 #
by tamayaM
| 2006-02-26 17:48
| 日々のできごと
2006年 02月 24日
いよいよカーニヴァルが始まった。
カーニヴァル(謝肉祭)は、肉を断つべき復活祭の前の四旬節が始まる前に、 肉をたらふく食い、酒を飲み、歌舞音曲にしたしみ、バカ騒ぎしようじゃないか、 という週間だ。現代人は、毎日が謝肉祭なのだから、なにも今更・・・と 思うのであるが・・・。(断食期間こそ継承したらいいのに。) さてさて、カーニヴァルの目玉は二日あって、昨日2月23日(木)はその一つ。 11時11分11秒から事務所では乾杯をする。もちろん、全員仮装して出席。 それからが、大変だ。この日は、特にWeibfastnacht 〈女のカーニヴァル)と 呼ばれ、日ごろから男社会の重圧に耐えている女たちが一斉蜂起し、手に手にはさみを 振りかざし、男どもの権威のシンボル、ネクタイをジョキジョキ切ってしまうという 蛮行に及ぶのである。 Tamayamも2裂れのネクタイをget。ボードに戦利品を貼り付けた。 うちの事務所の男の人たちは覚悟ができていて、ネクタイをうれしそうに差し出すの であるから、切ってあげないのも失礼かと思ってばっさりやっちゃいました。 この日のデュッセルドルフの事情については、ShampooさんのBlogにくわしく 書いてある。 ★カーニバルが始まった★。 日ごろからイヤな上司などだったら、やりがいがあるのだが、どこから見ても善い人の ネクタイを切るのは、習慣とはいえ、あまり気が進む作業ではなかった。 23日は、朝の電車の中でもみなしっかり仮装、メーキャップで固めた人ばかり。 まともな格好の人は、変な目でみられそう。中世の近衛兵と田舎娘に扮した中年夫婦。 〈衣装はすべて誂えのようだったし、持ち物もアンティークみたいだから〉お金の 掛け方が桁違い。牛、トラ、ライオンの着ぐるみ。ピエロ、赤ん坊、案山子、スーパー マン、ロビンフッド、インディアンなどに扮したもの、ある種の職業、たとえば、 カトリックの神父、外科医、看護婦、農民、ゴミ回収員、囚人などに扮した人・・・ 下町の飲み屋街は人が通れないほどの混雑。ビール瓶の割れた破片、食べ物のトレー (発泡スチロール製ではなく焼却できる紙製)などのゴミの量が半端じゃない。ゴミを 吸い取る大型掃除機の車が巡回している。Polizei 〈警察〉と背中に大書した制服の男 たちの一団がいた。これも、もしや仮装かとも思ったが、本物だった。 町中がとんでもない状況下にあるのだ。こんなときに事情を知らずにケルンを訪れた 出張者や観光客は、あっけにとられ、全く機能しない町に驚きあきれることだろう。 町を歩いていたら、写真とってぇ~と寄ってきた酔っ払いのお兄さん。 #
by tamayaM
| 2006-02-24 16:50
| 特別なできごと
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