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2007年 05月 08日
いろはカルタに、犬も歩けば棒に当たる というのがあるが、あれは、どういう意味
だろうか。こちらでは、人が歩けば、犬のフンに当たる、というぐらい、お犬様 天国だから、少し、草むらを歩くときには、足もとに気をつけなければならない。 日本のように落し物をキチンと始末する人は無いことも無いが、たいがいは、 高い犬税を払っているのだから、片付けるのは市の清掃課の仕事、と頬かむり している愛犬家が多いのだ。 何ごとも自己責任の国であるから、歩く者は自分が気をつければ、よろし。 イヌの写真は、肖像権がうるさい国だから、飼い主がそばにいるときには、あまり 撮らない。訓練されたイヌなら、綱をつけないで(大手を振って?)天下の公道を 歩いているので、眼が合って心が通じれば、撮ってやることもある。 カンカン照りのある日の午後、一人の男が茶色のイヌと遊んでいた。男が、棒を遠くに 投げると、健気なイヌは、すぐさま走っていって棒をくわえて戻ってくる。池に投げれば、 泳いでいって取って来る。地上であれ、水上であれ、何でもご主人の言うとおり。 こういう忠実さはイヌならではのもの。これを好む人とそうでない人もあろう。 そばにいる白黒のイヌは、別の人のイヌ。こいつも水の中に入りたいのだが、ご主人が ダメ、ダメと言っている。入りたいよぅ~。羨ましいよぅ~と、茶色のイヌを見ている。 私は、主人の意のままにけっしてならない気まぐれ者で、わがままと自己中心を絵に 書いたようなネコ族を好むほうなので、ドイツのネコを見たいと思っているのだが、 道端でほとんど見かけない。どこかの深窓のお屋敷の中でひっそりと、生活をしている のではないか、と考えていたら、やはり、そうでした。 森へ行く途中のお宅の窓に黒ネコがいました! 上の二匹のイヌは、4月にベルリンで撮った。ご主人さまが、食料品店に入っていった ので、外で待っているイヌ。ここで待っていなさい、と言われたら、イヌは忠実に待って いる。でも、ご主人を待ちきれず、中から人声がするたびに、キュンキュン鳴いて、 早くぅ~と飼い主を待ち焦がれている。 こういう忠実さを可愛いヤツと思うか、思わないか。 みなさんは、どうですか? #
by tamayam
| 2007-05-08 15:23
| 日々のできごと
2007年 05月 05日
いま盛んに咲いている木の花は、先回書いたカスタニア。森のあちこちで
よく見かける白い花は、Baerlauch 直訳すれば、熊のネギ。 和名 ユリ科ネギ属 アイヌネギ、ギョウジャニンニク(?)Allium ursinum Blog仲間のあんずさんも、同じ話題を記事にしておられるので、スイスの 森にも生えているのですね。ここでは、白アスパラガスがスーパーに出るころ、 スーパーでも売られていますよ。香りがニンニクそっくりなので、こちら流では、 フードプロセッサーにかけて、クリームと合わせて、薄みどり色のきれいな ソースを作り、ゆでアスパラガスの上にかけます。定番のホランデーズ・ソース より個性的で美味です。 私は、みじん切りして、ニラの代わりにギョーザの具にしたことがあります。 ここにいると、濃いみどりの野菜が食べたくなりますのでネ。 あんずさんによると、冬眠から目覚めた熊が森に出てきて、まず、この草を好んで 食べるから、熊ネギというらしいです。ニラ、ニンニク、ネギ・・・こういう 野菜は、臭いけれどもなんだか力がつきそうな感じがしますね。 よくお寺の入り口あたりに、石の塔がデーンと立っていて、そこにこんな字が 書かれていることがあります。 不許葷酒入山門 (くんしゅ 山門に 入るを許さず) お寺の中で厳しい修行をしてい修行僧などにとって、葷(ネギ、ニンニク等の野菜) と酒は、情欲、憤怒が増す強情食品と言われて、禁止されているのですね。 私なんぞ、エシャロットに味噌をつけ、それを肴に冷酒などいただいたり、ラッ キョウの甘酢漬けなんかも好きなほうなので、とても、とても山門をくぐる資格が ないわけです。 あんずさんが書いておられるように、この熊ネギ、森には、いたるところに生えて いますが、スズランの葉と酷似している。スズランは猛毒ですから、誤って食べると 大変です。見分け方は、とても簡単。葉を一枚採って、においをかいで見ればいいの です。無臭なら、スズラン。ニンニクの匂いがしたら、熊ネギです。森などの小径に スズランらしい葉が捨ててあるのをよく見かけますが、熊ネギかどうか検査した跡 ですね。(スズランを採ったあとなら、よく手を洗ってね・・・・老婆心ながら) スズランを花器に生けておいて、その水を飲んだ動物が死ぬということもあるそう ですから、スズランの毒は強烈です。でも、その香りはすばらしいですね。 植物は見かけによらぬもの、香りだけを楽しんで、触らないほうがいいですよ。 #
by tamayam
| 2007-05-05 15:56
| 日々のできごと
2007年 05月 03日
はっと気づくと、時はもう、五月。
5月1日は、メーデーで、ドイツは全国的に休日でした。アパートの 外に出ると、おお、今年もあった! Mai Baum(五月の木)。 お隣りさんのアパートに、女の子が住んでいるのですね。きっと。 彼女に想いを寄せる男が、愛の証しに白樺の木を窓の下に立てて行ったんだわ。 古代ゲルマン民族に伝わる習慣ですって。 きっと、ガンコ親父などがいて、なかなか結婚を許さないのよね。 もう、三年もMai Baumを捧げているのだから、そろそろ許しておやりよ。 その木は、しっかりポールに縛りつけられ、約一月、そのままに 放置されます。町のあちこちで見かける五月の風物詩。 ドイツらしい風景といえば、今盛りなのが、カスタニアの並木。 カスタニアという名に馴染みがない方でも、フランス語のマロニエなら、 ご存知でしょう。10メートル以上も高く茂る木で、花はなかなか撮りにくい。 和名 セイヨウトチノキ Aesculus hippocastanum 学名の語尾から、 こちらでは、カスタニアと呼ばれています。白い花をよく見かけますが、 赤花もあります。花の奥のほうの黄色がちらっと、見えていて、なかなか 優美な花です。 大きな葉の形、天に向かって三角錐の花がびっしりついて いる木の全体像が、特に美しい。秋には、栗に似た実がなる。 この木を見ると、ドイツの方々は、なぜかビールを飲みたくなるようで、 テーブルを出して木の下で、酒盛りが始まってしまうようです。 この絵は18世紀、英国 Mary Delany夫人が 切り紙で作ったカスタ ニアのイメージ。 British Museum所蔵 写真より、写実的な絵の ほうが、カスタニアの 雰囲気をよく伝えている。 #
by tamayam
| 2007-05-03 13:28
| 日々のできごと
2007年 05月 01日
バロック音楽と言えば、バッハと同様、ヘンデル(1685-1759)も見逃すこと
ができない。ライプチヒから普通電車で30分ばかりのハレ(Halle)に、出かけた。 じつは、ヘンデルは、その後イギリスに移住して、ロンドンに立派なヘンデル 博物館がある。ハレは、若き日のヘンデルが育った土地といえよう。 日曜日の朝、ハレの町の中心にあるマルクト教会前の広場に着いたとき、 ちょうど10時5分ほど前。教会の鐘がカラン、カランと鳴り響いていた。 我々も誘われるように堂内へ。この教会で、ヘンデルがオルガンを演奏し、 ルターが説教したと言われる。中央祭壇に大きな聖画が描かれ、鄙びた 聖堂ながら、説教、聖歌隊の歌声、パイプオルガンの演奏ともすばらしかった。 参会者は、100名ほど、若い青年信者の姿が多いのが意外な印象だった。 礼拝が終わって、 すぐそばにあるヘンデル・ ハウスに行った。 入場料は無料。 われわれが、英語の パンフレットを求めた ので、説明のアナウンス を英語に切り替えてくれる というサーヴィスぶり。 バッハもヘンデルも、 たまたま1685年に、 同じようにドイツ中部で 生まれている。 バッハは、後にバロック音楽 の父と呼ばれ、 ヘンデルは、母と言われて いるという。 ヘンデルは、教会音楽ばかりでなく、華麗な劇場用の音楽、オペラ、オラトリオの作品 を多く手がけたからだろう。 駅からマルクト広場に行く道は、だら~んと広くて、旧東独の面影を残す、 やたらとデカイ役所らしき建物やすでに廃墟となった団地などが残っていた。 ハンガリーによく出かけるという友人は、なんとなくそちらのイメージに似て いると言っていた。写真下は、オペラ・ハウスの出し物「アマデウス」の広告。 先回書いた聖トマス教会では、1789年に、モーツアルトが訪れて、オルガンを 弾いている。バッハ、ヘンデル、モーツアルトが生きた時代は、どんな時代 だったのか・・・そんなことを話しながら、日曜の昼下がりの大通りを歩いた。 #
by tamayam
| 2007-05-01 19:14
| たび
2007年 05月 01日
日本では、ゴールデン・ウィークの最中ですね。ドイツは、気温が例年より
高め、20~25度ぐらいで、雨が一か月近くも降らず、乾燥ぎみです。 学生時代の友人が遊びにきたので、ザクセン・アンハルト州ライプチヒ (Leipzig)とハレ(Halle)へ行ってきました。 友人は音楽家なので、音楽に関連する所ということで・・・今回の旅のテーマは、 バロック音楽ということになりました。 前々回に書いた一面の菜の花畑を列車は北上する。まるで黄金の大地の上を 走るようなまばゆさです。(列車から撮ったのでぶれぶれですが・・・) 28日、バッハがカントールと呼ばれる音楽監督として20年以上仕事をした 聖トマス教会を訪れた。そこで、1時間あまり、バッハのカンタータを聴く機会 に恵まれた。少年合唱団のコーラス、パイプオルガンの演奏など等、礼拝堂に 集った人は、何百人いたのだろうか。「コンサートではなく、礼拝なので、 拍手はご遠慮ください」という趣旨が説明され、じつに荘厳で珠玉のような 音の調べを惜しみなく聴かせていただいた。友人も満足、私もここに来られて よかったなぁ、と心から感動した。 今後訪れる方の参考までに書き記すと、演奏は、金曜日6時からと、土曜日3時 からの二度。 それぞれ、45分前に教会の裏手の戸口に並んで堂内に入る。座席がいっぱいに なったら、入場できない。入り口で2ユーロ払うが、演奏に感動した人はみな、 帰るときに献金箱に志を入れていた。 バッハ(1685-1750)は、 アイゼナハに生まれた人だが、 亡くなるまでライプチヒで活躍 し、『マタイ受難曲』など おびただしい数の作品を書き、 後進を育てた。 余談ながら、二人の妻との間 に、20人の子をもうけた。 まことに プロダクティヴな(!?!) 方であったようだ。 しかし、子どもの何人かは 立派な音楽家として育って いるから、教育者としても すぐれていたのだろう。 私は、バッハのインヴェンションというピアノの練習曲を習ったとき、非常に 気に入った。その軽快なリズム、繰り返される旋律の美しさが、精緻で 整合性があり、まったくもって体になじむのだった。生涯に機会があれば、もう 一度練習して、一曲でいいから、よどみなく弾いてみたいものだと思う。 私にとってバッハは、そういう親しみがある作曲家なのだが、音楽家の友人は、 どんな感想をもったのだろうか。 彼女は、教会の前の楽譜屋で長い時間かけて楽譜を見ていたが、この程度のものなら、 日本で手に入るからと言って、何かを買うというわけではなかった。 ライプチヒは、バッハの他にメンデルスゾーン、シューマン夫妻が住んだ土地 であり、それぞれに縁の記念館があるようだったが、今回は訪問しなかった。 トーマス教会の創立は1212年。ステンドグラスには、M. ルターの像もあった。 #
by tamayam
| 2007-05-01 17:17
| たび
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