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2006年 02月 07日
先週、ボン大学で日本学(Japanologie)の学者たちが集ってシンポジウムが行われた。
その中の一人と知り合いなので、ボンのホテルでお食事をした。 ドイツ国内から、イタリア、イギリス、アメリカからの日本学者とテーブルが いっしょになって四方山話をしていたら、友人が、ドイツのお土産に、tuning fork を 買いたいと言う。 どんなもの? フォークの形をしているの? お子さんが、今トランペットを習っていて、その先生にドイツ製のtuning forkを 買って来るように言われたとか。 そこに居合わせた人たちは、 みな日本語が達者だから 日本語で話していたのだが、 ・・・・実は日本人は私ひとり。 シンポジウム自体は、 日本語または、英語で行われたと言う。 日本語で何というの?と聞かれ、 私のほうへ一斉にみなの視線が集る。 メトロノームじゃないとすると、 オンサかな?と自信なく答えた。 どんな字? 音という字と、・・・サは、さあて、 どんな漢字だったかなあ? すると、向こう側のイタリア人から、 マタという漢字じゃないの? ほら、交差点のサ。 すると、別の方面から声が飛んできて、 三叉路のサじゃないですか? Tamayamはやっとその字に気がついて、そうそう、その字ですよ!音叉です、と今度は 自信をもって答えた。交差点は、交叉点とも、昔は書いたのですね。 剣が二本交差している象形文字でした。フォークもそんな形をしていますね。 さあて、ボンの町に出て、音叉を買い付けなければ。ドイツ語では何というのだろう。 市庁舎広場の裏手に、モダンなレコード屋があった。こういう店に、あるかどうか わからないけど、聞いてみよう。しぐさで示したら、すぐわかってくれた。 ああ、Stimmgabel(文字どおり、音+フォーク)ですね。 ちょっと、お待ちを。いま、倉庫から出して来ます。 手のひらに収まるぐらいのサイズで、6ユーロ(850円ぐらい)でした。 楽器を演奏する人が調音するときに使う道具だそうだ。ピアノの中央に位置する ラの音が正しく鳴るという。 日本にも楽器屋に行けば、すぐ手に入るものなのだろうか。 アメリカから来た一人の学者によると、最近では電動式のものもあり、日本製のtuner がプロの間ではよく使われているとのことだった。 音叉を買ってから、すぐ脇道に入ったところにあるベートーベンの生家に行った。 粗末な木製のギシギシいう階段を上ると、大作曲家の遺品が陳列してある小部屋が続く。 彼が使ったハープシコードや弦楽器、管楽器を見ながら、音楽をする人が聴力を失う というのは、どんなに苦しいことだったろう、と考えた。 この時代にも音叉を使っていたのだろうか。 写真は、Bonnergasse20番地にあるベートーベン・ハウス
by tamayam
| 2006-02-07 15:09
| たび
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