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2006年 09月 11日
7月と8月は、東奔西走しているうちに瞬く間に過ぎ、野生植物観察を
怠っていた。たまたまドイツに住むことになって、何を切り口にこの国を 観察するか・・・人によって、さまざまな切り口が考えられるだろう。 音楽もよし、文学も面白し、歴史も興味深い。建築や美術も素晴らしい国で ある。しかるに、tamayamは、この国の野生植物に心惹かれてしまった。 いままで住んだ大陸では見かけなかった植物、絵本や壁紙のディザインで しか見たことがない古典的な植物の姿を、そこらへんの草むらや藪の中で見つけ られることに、吃驚してしまった。面白い、面白いと私自身は思っているが、 ここに暮らす人々は当たり前すぎて、まったく関心がないのであった。 だれに聞いても名前すらわからない。仕方がないので、一番簡単な植物図鑑を 買って来て、名前を調べるのだが・・・・これが、なかなか厄介な仕事なのだ。 植物学の知識なし、ドイツ語やラテン語の知識なし・・・・何ごとも独学は 一筋縄ではいかないのであった。 私が購入した一番単純な植物図鑑の書名は『Was blueht denn da?』 訳せば、『そこに生えているものは何か?』 ドイツらしい即物的な表現に思わず笑ってしまう。表紙に書いてある言葉に よれば、70年間のベストセラーで、400種のそこいらへんに生えている植物 を網羅しているという。これが、目下の私のだいじな教科書。 8月の上旬に池のほとりに咲いていたヤナギラン(アカバナ科Epilobium hirsutum) 信州の八島湿原で見かけるものとは、別種。花が終わると、下のほうの花托が 四つにはじけて中から白い綿のような種を出す。 ヤナギランの近くに生えていたヤグルマギクの原種(?) 実は、ドイツの国花は、ヤグルマギクでした。目立たず、強健な雑草。こういう花を 国花に選ぶとは、なかなか味のあること。 一週間後、これらの花をもう一度撮影しようと思って出かけたら、公園の管理課が すべての雑草を機械で刈り取ったあとでした。 前にもUpしたことがあるが、ツリフネソウ科のヒマラヤン・バルサム。 (Impatiens glandulifera) 園芸種にインパチエンスという花があるが、 学名から想像するに同じ種類だろうか。ホウセンカもこの仲間。 これは、デュッセルドルフの線路わきの藪の中に咲いていたもの。 ピンクの濃いもの、白に近いもの・・・たくさん繁茂していて、お花畑のようだった。 そばを車がじゃんじゃん通っていて、繁華街のすぐそばなのに、鉄道が走っている ため、その部分だけが雑草の楽園として取り残されている。 ここは、昆虫にとってもオアシスらしく、この日は色々な種類のクモが観察でき、 ちょっと儲けものをした気分になった。 追記:昨年の10月、ルクセンブルグで、ヤナギラン(別種)を見かけた。 茎が赤く、日本の信州で見かける種類だった。
by tamayam
| 2006-09-11 13:52
| 日々のできごと
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