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2007年 04月 02日
NHKの連続ドラマ「芋たこなんきん」が終わって、4月から新しいドラマが始まる。
日本にいるときから、忙しい朝にこういうドラマを見ることはなかったが、ここでは 夜の放送で大筋がつかめる程度に、飛び飛びに見ていた。 中でも、カモカのおっちゃん役に扮する國村 準という役者と藤山直美の夫婦の会話が よくて、よくて、関西弁のもつおんもりとした可笑しさ、辛らつさをはらむ言葉の綾を じゅうぶんに堪能させてもらった。 臨終のとき、健次郎役の國村が、 ・・「かわいそに。オレは あんたの 味方やで。」 と言う。 原作者の田辺聖子の書いたものによると、こういうセリフを言われたとき、妻としては、 ぽろりと涙のひとしずくでも流すべきところ、 ・・「なにも、五七五で言わなくてええやないの。」と思わず笑いが出てしまったそうだ。 ・ 人生の、ここぞ一番の愁嘆場にあってさえ、これだもの。 関西人にはかなわないなぁ。 田辺聖子「おセイ&カモカの昭和愛惜」文春文庫 Blog仲間の、スイスのあんずさんが、以前に言っておられた。 子どもと対話していて、NOと言わなければならぬ時には、なぜか、関西弁が出てきて、 ・・「あきまへん!」と一言。 これは、なんだか、凄みがあって効きそうだなぁ。 田辺聖子といい、藤山直美という役者といい、神サンはテレビ向きの顔を、恵んでくれ なかったように感ずるが、言葉美人 と言おうか、口から流れ出る言葉がすばらしい。 やはり、神サンはなんびとにも、公平なものだと思う。 31日、デュッセルドルフでちらりと聞いた噂話をたよりに、ケーニヒスアレーの方へ 歩いて行った。高速道路の降り口あたりの植え込みに、ケマン草が咲いているという 噂だ。 ポカポカと暖かい春の昼下がり、車がひっきりなしに通る通り脇の竹やぶの中に、ピンク のハート型のかわいらしい花をつけたケマン草が、確かに咲いていました。ケマン草は、 漢字で書けば、華鬘草(マンという字は、髪の上部分と曼を書く)別名、タイツリソウ (鯛釣草)ケシ科コマクサ属 Dicentra spectabilis どなたかが植えたものか、自生のものかはよく分からないが、コマクサと言えば、日本では 貴重な高山植物ではないかしら。その仲間なのだ。 日本では、ケシ科に分類されているようだが、ケマンソウ科という科もあり、いずれも たいがい有毒植物。誤って食せば、意識が朦朧となり、黒目が小さくなって、呼吸困難、 心臓麻痺が起こり死に至ることもある、とあった。 美しいけれど、よく知れば、恐ろしい花。
by tamayam
| 2007-04-02 15:23
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