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2007年 05月 28日
みな様、暖かいお言葉の数々、ありがとうございました。
やっと、わが分身のパソコン君が、元気なお姿になって、 我が家に戻ってきてくれました。 新しい心臓を入れてもらって、元気です! すばらしい技術者のIさんのおかげで、データもほぼ、サルベージできました。 信じられないことです。うるうる・・・。 また、心臓発作を 起こさないように、 写真はどんどん CDに焼く。 余計な書類は 捨てる・・・。 ノートン先生 にもお出まし願って、 セキュリティもしっかり やる。 はい、たくさん学びました。欲張りはいけない。身をスリムに。 技術者の方は、つつしみ深い方ですから、そろそろハードディクの寿命だったの ですよ、とやわらか~い言い方をされましたが、tamayamは、わかっているのです。 ちょっとデータを貯めすぎたのです。 これから、皆様のところに参り、ご挨拶をいたしますが、今後ともよろしくお願い いたします。ご親切なお言葉に涙が出そうでした。 写真は、心臓の特効薬として有名な、ジキタリス。27日 ケルンで。 #
by tamayam
| 2007-05-28 23:58
| おしらせ
2007年 05月 22日
私の大事な、大事なパソコンが、病気におなりになり、とうとう昨日から
ものも言わなくなっておしまいになりました。 あれこれ、手を尽くしているのですが、今までにない症状なので、 私の手に負えません。 日本製のパソコンですから、当地の技術者には、指示が読めませんし、 キーボードの配列も違うので、どこかに適当な人を探すしかありません。 そういうわけで、しばらく、皆様のところにも訪問できません。記事のUpも お休みにします。話したいこと、お見せしたかった写真がたくさんありましたが、 すべて、闇に消えてしまいました。4月ごろまでは、こまめにBack-upを 取っておりましたが、このところ、ちょっと油断していました・・・失ったものを 嘆いても仕方がありません。パソコンは賢いですが、tamayamはつくづくとバカです なぁ・・・。 皆様におかれましては、分身であるパソコンの健康にはくれぐれも気遣ってやって くださいまし。 黄色の花は、Duesseldorf大学植物園の温室で、4月ごろ撮影。 tamayam敬白 #
by tamayam
| 2007-05-22 21:09
| おしらせ
2007年 05月 16日
友人のFMさんから、デュッセルドルフ郊外にシャクナゲが満開の庭園が
あると教えていただいたので、土曜日に出かけてみた。 中央駅からDuisburg方面へ電車に乗ること27分、降りる駅が近づいたので、 ドアの前に立っていると、電車はやや徐行したものの、私の目の前で、 スゥーと通過するではないか。ガーン。 駅は、畑の真ん中のある無人駅。仕方がないので、次の駅で降りて、反対方向 へ行く電車を待つこと10分。今度は通過されてはかなわないので、乗客に 聞くと、Halt-Wunsch(停車希望)というボタンを押すべしと。 ははあ、なるほど、乗降客の少ない駅は、そういうことになっていたのね。 なにしろ、この駅の名はFroschenteich駅(カエル沼)だもんね・・・。 畑の中の駅前に薄むらさき色の畑が。よく見ると、ネギの種類のようだ。 食用なのか、園芸用なのか・・・。目指す庭園はHeltorf公園という名で、今は 州が管理しているが、元々18世紀末のシュペー伯爵の庭園だったということだ。 おお、見事なシャクナゲの大株! あちらにも、こちらにもこぼれんばかりに 咲いている。 シャクナゲの花というのは、大振りの房についていて、じつに派手な作りだ。 そして、どこか、東洋の美女の笑みのような妖艶さがある。 その園に入場料を払って入った者は、どうやら私一人であったようで、54ヘク タールの庭園を数時間歩き回ったが、人影もなく森閑としているのである。 歩けば歩くほど、この伯爵とは、どんな方だったのか・・・。そして、 なぜ、これほどまでのシャクナゲのコレクターになったのか・・・。 果てしない秘密の花園を歩き回っているうちに、この館で催されたであろう五月 の園遊会の様子などが幻のように浮かんできた。 シュペー伯爵(Maximillian Graf von Spee 1861-1914)は、第一次大戦のころ、 ドイツ艦隊の総司令官だった人で、中国、青島(チンタオ)に駐留していた。 ふむふむ。おそらく、その時に、彼とシャクナゲとの劇的な出会いがあったに 違いない。 伯爵は、チューリップにも、バラにも見出し得ない東洋の美をシャクナゲに見た のではないだろうか。 弱そうに見えて、強靭。大振りで色香があるこの花に、心惹かれたに 違いない。シャクナゲは、ロードデンドロン(Rhododendron ツツジ科)という 舌を噛みそうな名で呼ばれ、おびただしい数の園芸種がある。 一つ集めれば、また、次の品種が欲しくなり、そうやって何十種類もの珍種が ここに集められ、植え込まれたのだろう。そのシャクナゲらは、百年以上も 生きのび、ここで妖艶な花を咲かせ続けているのだが、主である伯爵は、フォ ークランド沖海戦で戦死する。彼の名を冠したアドミラル・グラーフ・シュペーと 呼ばれた装甲艦も戦局が思わしくなくなり、ウルグアイの海に自沈した。 中国の青島に、だいぶ前に行ったことがある。中国風ではない洒落た洋館が 海岸の松林の中に建っていた。そこから済南方面へ行く鉄道で、曲阜、泰山へと 足を伸ばした。1898年以降、ドイツはこの地方の鉄道敷設権や鉱山採掘権を 一手に握って支配していた。シュペー伯爵は、ドイツ海軍の極東における本拠地 の長であった人物である。その人がシャクナゲを愛していたとは・・・。 この庭園を訪れて初めてわかったことである。 #
by tamayam
| 2007-05-16 13:46
| 日々のできごと
2007年 05月 13日
スポーツ界の事情にうといのですが、マスコミで「ハンカチ王子」と騒がれて
いる人がいますね。ハンカチで汗をぬぐったぐらいどうってことはないと 思われますのに・・・よほど、魅力的な選手なんでしょう。 日本では、駅前などで無料のティッシュ・ペーパーを簡単に手に入れることが できますから、紙を浪費することに抵抗がないようです。 ドイツ人は、モノを浪費することが死ぬほど嫌いな国民なので、ティッシュペー パーは、日本ほど普及していません。携帯用のティッシュは、しっかりした上質 の紙で、水っぱなを一回かんだぐらいで捨てるのはもったいないほど。 よくハンカチで、ド派手な音を出して鼻をかんでいる人を見かけます。 さて、ハンカチの木というものをご存知ですか。葉の裏が白いのかしらと思って 見ると、葉と葉の間に、まるで洗濯物のハンカチが干してあるように、花に見える ホウ(花は、白いホウの中心についている)が風に揺れているのです。 ケルンのFloraにあるものは、かなりの大木で、その木の下をよく通っていたのに、 この時期になるまで気づきませんでした。実までぶら下がっていました。(写真下) この実は、昨年のものでしょうか。 この木を初めてみたのは、オセアニアでだと思います。この大陸には、奇妙な形の 植物が多いのですが、珍しいと思って見た覚えがあります。 19世紀、中国・四川省で、フランス人の宣教師によって見つけられたそうです。 彼の名、Davidから、学名は、Davidia involucrate オオギリ科、または、ミズキ科 日本には、小石川植物園から分けられた木が、新宿御苑、東北学院大学、麗澤大学 などにあるそうです。 若木から育てて10~15年経たなければ、こんなハンカチの姿が見られないと 書いてありましたから、たまたまその時期に見られれば、非常に幸運です。 #
by tamayam
| 2007-05-13 15:28
| 日々のできごと
2007年 05月 11日
ロンドンの大英博物館で、有名なロゼッタ・ストーンやエジプトのミイラも
見ましたが、私が一番関心があったのは、東洋美術のセクション。中でも 日本の美術に関してどんなものが集められているのか興味をもち、上階の 日本の部門をていねいに見ました。 浮世絵や絵巻物も、本物の迫力は素晴らしかったです。 中でも、私の目を引いた二つの展示をご紹介しましょう。 1.ケンペルの『日本誌』 こちらに来てから、オランダが身近に感じられるようになりました。 ケンペル(E. Kaempfer 1651-1716)は、シーボルトと同様に、江戸時代に 長崎、出島にあったオランダ商館付き医師として、日本に来て二年滞在しました。 二人とも、ドイツ人。ケンペルは、北部のレムゴーという田舎町の出身。 1691年と92年に二年続けて将軍、綱吉に謁見している。 このページは、『日本誌』の英訳版の33ページ、「オランダ使節謁見の間」の図です。 本の後ろに見える伊万里焼の南蛮船の大皿の絵柄は、この時代の雰囲気をよく 表しています。柿右衛門の作品など、今まで写真でしか見たことがない作品が 見られてうれしかったです。 2.江戸時代の万年時計のそばに、からくり人形「茶運び人形」がケースの中に 入っていました。お茶碗を置くと、この人形は、しずしずとお客様の前まで運びます。 空のお茶碗を置くと、後ろ向きになって、元の場所に戻る仕組になっているそうです。 言ってみれば、現代のロボットの原型です。 人形の動きはここで。 江戸時代から、カラクリと言ってこういう細工物をよくする細工師がいたのです。 地方では今でも、お神輿やお祭りの山車にこういう人形が乗せられて、人々の耳目を 集めているようです。 日本のモノ作り精神 の伝統は、やはり 世界の人が注目する 美点の一つだなぁと 感動して眺めました。 よりよいモノを、 良心的に作る、 技術の粋まで極める、 使い手が使いやすい ように 細かい点にまで 気を配ってモノを 作る。 こういう伝統を世界の人が褒めてくださっているのです。 何か派手なパーフォマンスをしなくても、日本人というのは、コツコツと、ていねいに 仕事をする国民だと思われたら、それは、それですごいことなのではないかしら。 モノ作りの伝統は、ドイツにもありますが、最近では、マイスター制度もだんだん緩く なり、事情が変わってきているようです。 話はとびますが、日本の食料品のパックなどについている、小さな切れ目。パックを 開けやすいように、使い手の袋を開ける動作が想定済みなのですね。 ドイツのこの手のパックを開けるためには、ハサミが必要です。(だれが、常に ハサミを携帯しているのかっ!) 製造者は中身が絶対にこぼれないように、パックする人の都合だけしか、考えていない のです。こぼれずに、消費者のところに届けば、その後は使用者の自己責任。 ケチャップやマスタードの小袋を無理に開けようとして服や手を汚すたびに、 日本のパックの、あの小さな切れ目にこめられた製造者のやさしさを感じます。 #
by tamayam
| 2007-05-11 14:37
| たび
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